第5回目のブログ「集成材って良くないの??無垢板ってそんなにいいの??」
100年以上続く材木店、合資会社大藤材木店の六代目のこざわです。
先日までは「無垢板」ってなに?をブログに書いてきました。
「匠三代」の漫画の場面で施主さんのお子さんが
言った「ニセモノの木」という表現が使われていましたけれども
集成材などを総称して「新建材」などといいます。
無垢板は、丸太を乾燥させスライスしたもの
では、集成材は??
大まかに言ってしまうと
「無垢板を薄くや細かくしたものを接着剤でくっ付けて板状にしたもの」です
上はベニヤ板(合板)。下側は集成材の板
無垢板は、木のそれぞれに木目の違いがあり、一枚として同じものはありません。
また、木材は、板になったりしても湿気を吸ったり吐いたり呼吸をしています。
その関係で、板に反り(そり)が出たり、割れが起きたりします。
それはそれで、味わいや趣が出てくるのですが。
家の構造を作るといった場合は 木の特性を見てはめ込むという必要が出てきます。
日本家屋の技といえる「無垢のヒノキの柱を使って、手刻み(てきざみ)、構造を作る」というものは
誰にでも出来る事ではなく、修行した大工さんが出来る事です。
しかし現在は「プレカット」と言われる 工場で機械によって切削加工をした柱を使うほうが一般的であります。
なおかつ、プレカットも無垢の柱と集成材を使う場合があります。
集成材の大きな特性の一つが「そり、狂いがない、サイズが正確にでる」です。
集成材も元々は、無垢材と同じ木です。
細かく刻んだり、薄くスライスした木材を接着剤で圧縮されていたとしても、同じように湿度に影響を受けます。
表面をアクリル材などで加工してしまう集成材は呼吸をしにくい構造になっていることになります。
すべての集成材が良くない、偽物の木と言っている訳ではありません。
適材適所・・・使う所を考えて使えばとても良い物です!
そして、圧倒的にお値段が安い!のも良い特性です。
例えば、寿司屋さんのような素晴らしい木のカウンターを思い浮かべてください!
ひのきの細かい柾目(まさめ)の板
カウンターに10人くらいが楽々に座れるようなイメージです。
(昨年の夏休みに行った福岡のお寿司屋さん!)
(海の眺めのとっておきのお寿司屋さんのカウンターです!)
そんな「ひのきの無垢板」を気軽に買いたいと言われても。。。お値段が要相談です!
まるで寿司屋の時価のようです(笑)
何十万という値段がしてしまうのですが。。これをじゃあ集成材で作ろうとなった場合は、「ああ、回転するお寿司屋さんくらいになったね!」
というようになります。
木片を接着剤でくっつけるわけですから、「長い、厚い、幅のある」などは得意なのです。
逆に無垢板である程度の幅のある、きれいな木目と長さを取ろうとすると・・
丸太は、とても大きな立派な木を用意しないといけないのですからね。
という事で長くなりましたが・・・
「集成材は悪くはない。だたし、使う場所と使い方」と思って下さい。
大藤材木店も集成材を置いています。
3-4mの集成材を使って、気軽にカウンターや机なども出来ます。
人気のウォールナットの在庫も数枚出て来ましたので、お値打ちに致します。
お気軽にお問い合わせくださいね。
次回は、そろそろ無垢板の個別の紹介をしたいですね。
ブログを読んで頂けた方からもリクエストを頂いていますので。
今日もお読み頂きありがとうございました。
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